スタッフ雑記

イブルの意味と使い方を解説


皆様こんにちは。寝具のRingoマネージャーでございます。

 

本日は近年よくRingoのお店でも頂戴している質問に関してのお話でございます。

 

題名にもございます通り近年多くの方にも認知されているイブルというキーワードでございますが、一度は耳にした方も多いと思いますがイマイチどのような製品か分からないというお話を聞く事も多々あります。

 

確かによく考えてみれば近年イブルが流行している割には、製品に対しての解説などが少ないような気がしている事もありますので、今回の記事ではそのイブルについてRingoマネージャーがなるべく分かり易く解説できればと思いますので、お時間がある方は是非お付き合い頂ければ幸いでございます。

 

また寝具店ならではの観点や様々な視点でお布団の事についてお話できればと思います。

 

※今回の記事の無断転記はご遠慮頂いております

イブルってどういう意味?ブランド名じゃないの?

先日あるお客様にご来店頂いた時のお話でございますが、その時にこのようなご質問を頂きました。

 

イブルってブランド名なんですか?

 

まずいきなり結論をお話させて頂きますがイブルというのは韓国語で布団という意味です

 

当初より日本はでイブルというキーワードが正しく認知されていない状態が続いており、正直かなり昔からその言葉の意味を知っていたのですが何故か傍観している自分がいました。

 

中にはイブル布団というキーワードも出現する事態に、思わず長嶋茂雄さんの迷言?である「夢のドリーム」という言葉を思い出したりしておりましたが、これはちょっとマズい認識だなぁと感じた所が今回の記事を掲載しようと思った正直な所でございます(笑)

 

本来の意味であればイブルはお布団の総称です

 

また近年は韓国の敷き布団=イブルというマーケティングを行っている販売店さんも見かけますが、現地の百貨店などの寝具コーナーでは掛け布団は普通に掛ける事に特化した製品が販売している事から、少し日本でのイブルに対してのニュアンスが異なっているという状況かもしれません。

 

ただ製品自体はとても快適に使用できる事もあり、各々の捉え方による問題という事なので間違ってはいないのですが、一応10年以上前からイブル製品の販売を行っているお店としての一つのご案内と捉えて頂ければ幸いでございます。

 

布団にも掛け布団や敷き布団など様々なカテゴリーがあるので、もしイブルを購入する際にはそのような部分にもフォーカスを合わせて用途を考えてみてはいかがでしょうか?

 

続いては寝具店Ringoとしてイブルの快適な使用方法などをお伝え致します。

 

寝具店が推奨するイブルの使い方に関して

現在日本で流通している韓国イブル製品のほぼ全ては現地の方が敷き布団として利用しているアイテムです。

 

詳しくお話するとかなり長くなるので割愛しますが、イブル=布団という意味は上記でご説明させて頂いた通り布団全般の事を指します。しかし何故か日本でイブルという名で販売しているほぼ100%の製品が敷き布団の形状となっている事もあり、そういう事も含めて名前だけが一人歩きしている状況が続いている原因になっているのかもしれません。

 

上記の理由もあり今回の記事に関してはイブル=敷き布団などに使用すると解釈して頂ければ更に分かり易いと思います。

 

ちなみに寝具店で勤務しているRingoマネージャーの観点からイブルの快適な使用方法をご説明させて頂くと

 

・薄くて軽いので敷き布団以外にもソファーカバーなどに使用できる

 

イブルを使用するメリット(嬉しい機能)の一つとして薄くて軽いという部分があります。

質感は柔らかいものから少し固めな物もありますが、基本的には質感はしっかりしており触れるとキルティングの独特な肌触りを感じる事ができる製品となっております。

またソファーカバーなどの用途にも非常に相性が良いのですが、イブルの売りとしてはマルチカバーとして使用できるという部分を生かし、一枚の布としてご自身に合った使用をするのも楽しいかも知れません。

 

・手軽に洗えて乾きも早い

 

個人的にイブルを使用する最大のメリットは、薄くて軽い特性を生かしたメンテナンスが可能であるという所も魅力です。

またその薄さのお陰もあり、お洗濯後の乾きも抜群に早い事もイブルを使用する際の嬉しい機能ですね。

 

イブルを使用する際の注意点

 

現在流通しているイブルの特徴はとにかく薄いという説明はさせて頂いておりますが、そのメリットも用途により注意する部分も多少ございます。

 

イブルは本当に使い勝手も良く一家に一枚あればとても心地良いライフスタイルを満喫する事ができる優れものですが、使用方法を間違えてしまうと折角の良品も台無しになりかねません。

 

・フローリングとの相性は×

 

肌触りも良く快適に使用できるイブルですが、薄いというメリットが災いしてフローリングなど固い所に直接敷いて使用する方法はあまり良いとは言えません。

イブルは基本的に敷き布団カバーとして使用する事で実力を発揮する製品なので、柔らかいマットレスの上などに使用する事が実際は一番正しい使い方なのかもしれませんね。

個人的には畳の上などで使用する事は特に問題ないと感じておりますが、小さなお子様に使用する際にはジョイントマットなど比較的柔らかい素材の上に敷いて使用するなどの配慮も必要と考えております。

この方法ならラグマットやプレイマットとしての使用は可能だと思います。

 

・掛け布団として使用するには少し無理がある?

 

こちらに関しては何度もご説明させて頂いておりますが、現在日本に流通するイブルのほとんどが敷き布団として使用する前提で製造されているので掛け布団として使用するには少し難しいと考えております。

寝具店としてお布団に関する心地良い使用方法を学ぶ者としての意見にはなりますが、イブルは中綿がほとんど入っていない事もあり身体を暖めるような用途では良いパフォーマンスは望めない部分がネックになると感じてます。

掛け布団を心地良く使用するに当たり身体から放出する熱を布団に循環させるというというサイクルは残念ながら現行のイブルで実現する事は少し困難と言えるでしょう。

そもそも用途として掛け布団に適した構造ではないので仕方無いと言えばそうなりますが、この辺りもご自身の普段使用している掛け布団の特性を考える使用するかどうかの判断が必要になるかもしれません。

もちろん物理的には使用できない事はありませんが、寝具店の立場からお伝えするとあまりおすすめはできない使用方法という説明になってしまいます。

ここからは余談でございますが、韓国は意外にも冬は日本と異なりとても寒いです。

韓国は上記の理由もありオンドルという床下暖房が普及していた文化がありますが、また日本とは違った就寝方法でお布団の形状や使い方も変わってくるのかもしれませんね。

 

オリジナルイブル製品流通の第一人者?

 

ここからはイブルの裏話のような余談でございますが、実は寝具のRingoがオリジナル寝具を製造するキッカケになったのはオーナーが今から30年前に韓国のイブルと出会った事にあります。

 

現在はRingoでも韓国の百貨店で販売している高級イブルを店舗で取り扱っておりますが、現在のRingoオリジナル寝具はイブルからヒントを受け企画製造を行っております。

 

近年は様々なお店さんがイブルを扱うようになりましたが、10数年前からオリジナルでイブルを製造しているメーカーは恐らく日本でRingoが最初かもしれません。

 

昔から韓国イブルを販売している所は存在していたと思いますが、ようやくイブルが日本でも注目されている事はとても嬉しく感じております。これからもRingoとして皆様に快適な就寝生活をサポートできれば幸いでございます。

 

イブルのまとめ

 

最後になりますが今回の記事のまとめをおさらいしておきます。

 

・イブルは韓国語で布団という意味

 

・現在日本で流通しているイブルは敷き布団(ラグマットやソファーカバー)として最適に使用できる

 

・イブルは肌触りが抜群な軽くて薄くてお手入れも簡単にできる優れた布団

 

個人的に感じるイブル一番の魅力はやはり肌触りの良さとメンテナンスの手軽さだと考えております。

 

独特な質感は他の製品では味わう事のできない体験ができるお布団という事もあり、まだイブルの魅力を試された事のない方は是非心地良い就寝を体験してみてはいかがでしょうか?

 

本日の記事は以上になりますが、皆様の心地よい就寝生活を心よりお祈りしております。

 

寝具のRingoマネージャー

 

 

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